【ちむどんどん】第15週 ウークイの夜
今週は今までで一番良かった話です。
せっかく本土復帰50周年なので、こういう過去の事実を出してほしかったんです。
沖縄の綺麗な海、美味しい食事、優しい人が前面に出るのはいい事ですが、戦争の悲しい部分というのも知る必要があります。
沖縄の人達は結果として本土を守る為に犠牲になってくれたのです。
「戦争が終わって出征した人は戻ってこれなかった。その時はもう日本ではなかったから。」
国の犠牲となって戦争に駆り出され、自分の家族の安否も分からず、そして自分も故郷に帰れないなんて可哀そうすぎます。
でもそれが現実にあったのです。
今回の「ウークイの夜」は比嘉家の過去の話が出てきました。
そして房子と賢三、三郎と賢三の関係、新聞社の田良島の過去の記事、和彦が遺骨収集家の嘉手刈から聞いた話、嘉手刈優子、房子の関係と綺麗に話が交差していきます。
優子の過去の話は涙が出てきました。
長男を叱ることが出来ない優しすぎる母ですが、幼少期はかなり辛い経験をしてきました。
過去に歌子に話した「幸せになることを諦めない」という意味の重さがここで分かりました。
それにしても仲間由紀恵さんの演技には引き込まれてしまいました。
あんなの泣かずにいられないです。。。
そして各所で「ウチカビ」を燃やすシーンも一体感があって良かったです。
やんばるで比嘉家、フォンターナで房子と二ツ橋シェフ、鶴見であまゆメンバーと三郎、田良島。
離れていても思いは一つという感じがしました。
「ウチカビ」とはご先祖様が天国でお金に困らないように紙で作ったお金を燃やして送ってあげるという風習です。
一旦冷めかけたちむどんどん熱が復活しました。
ですが最後の暢子と和彦の結婚話はちょっと・・・。
あのシーンで付き合おうは確かにインパクトが弱いですが、いきなり結婚か。
あれ?智はもう出てこない?