宮古島の現状

最近ニュースで宮古島の物価上昇の記事をよく見ます。
特に家賃の上昇で、1Rや1LDKクラスでも10万円弱と、以前の3倍ぐらいに上がっているとか。

そもそも借りる物件が無いというのも聞きます。
https://www.e-uchina.net/cms/miyako/?searchType=jukyo

どんな状況か気になっていたので行ってきました。

那覇から宮古島まではあっという間の50分。
金額は7,000円前後。
今はJAL(RAC)とANAだけになって少し高くなりました。
前はスカイマークもあって4,500円くらいでした。

空港に到着して荷物の回転台を見ると、建築工具の箱が多数ありました。
この時点で建築関係のニーズが高いことがわかりました。

建築工具

そして街中を見ると。。。

そんなに観光客がうじゃうじゃいる様子は見えませんでした。
以前と変わらずという感じです。

島内をぐるっと回ってみます。

すると結構な数の建築中物件があります。
場所としては平良港のすぐ近く、ゲストハウスhanahanaがある久貝エリア、砂山ビーチのある砂山エリアでのマンション建築が多いように感じました。
その他の農園エリアなどは手付かずです。

曇り空での宮古島の海

基本はRC(鉄筋コンクリート)で作っているのですが、最近は職人さん不足や工期短縮の為か木造でも作っているようです。

たまたま入った天丼屋さんが森末慎二さんの店で、ご本人がいらっしゃり色々宮古島の現状のお話を聞けました。

やはり建築は職人不足で、RC造の単価は坪110万円くらいになっているそうです。
そして一般的な家の工期は2年くらいと職人不足が工期延長につながっているそうです。

延べ床40坪ぐらいで作ると建築費だけで4,400万円!
それに土地代(家庭用はまだ安い)を考えると宮古島の地元民は家を立てるのが難しくなっているそうです。

確かに建築中は多いですが、それでもそんなに乱立という感じでは無いように感じます。
結局建築に携わる職人や機材、材料が不足しているのでこのような状況になっているのだと思われます。

そして本土から職人を呼ぶと、その人が住む家が足りなくなり家賃が上がり、その高騰した家賃を目当てに建築計画が出てという循環になっているのではないでしょうか?
そうするとどこかでそのニーズが止まり家賃の下落(元に戻る)が始まります。

地元の方はあと3年ぐらい我慢が必要かもしれません。

森末さんはおっしゃっていました。

「建築が増え、観光客も増え、ゴミと水の問題が心配。綺麗な自然が破壊されないでくれればいいな。」

本当にそう思います。

次は伊良部大橋を渡った「伊良部島」と「下地島」を調査してきます。

宮古牛の握り

宮古牛の握り

 

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